Thursday, July 20, 2006
日本経団連は20日、大手企業の今夏のボーナス妥結結果(196社、最終集計)を発表した。平均妥結額は前年比2・86%増の88万3695円と、景気回復を反映し、3年連続で過去最高を更新した。 製造業(159社)の妥結額は4・35%増の90万2495円と4年連続で過去最高。中でも、業績好調な鉄鋼が12・49%増の112万4471円、自動車が3・24%増の103万8613円となり、全体を牽引(けんいん)した。 一方、非製造業(37社)は0・46%減の84万1410円だった。
<梅雨明け>大幅に遅れる見通し 気象庁
梅雨前線は来週まで東・西日本付近に停滞する見通しで、今後も大雨への警戒が必要な状況が続きそうだ。平年なら九州南部は13日、関東甲信、東海地方でも20日に梅雨明けとなるが、今年は大幅に遅れる見通しとなっている。 気象庁によると、梅雨前線は例年、太平洋高気圧の勢力が強まったり弱まったりするのに伴い、日本列島の上を南北に移動する。しかし、今年は6月下旬以降、太平洋高気圧の勢力があまり変化していないため、梅雨前線が本州から九州にかけて停滞し続けている。 さらに、南からの暖かく湿った空気が、太平洋高気圧の縁に沿う形で日本列島の西から梅雨前線に流れ込みやすい状態も続いている。このため、前線の活動が活発化し、各地を大雨が襲う事態となっている。 例年はこの時期になると、太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線を北へ押し上げて梅雨明けとなる。今年は原因は不明だが、北への張り出しがなかなか強まらず、梅雨明けも遅れているという。
Wednesday, July 19, 2006
離散家族の再会中止、北朝鮮が韓国に通告
朝鮮中央通信によると、北朝鮮の張在彦(チャン・ジェオン)朝鮮赤十字会委員長は19日、韓国の韓完相(ハン・ワンサン)大韓赤十字社総裁に書簡を送り、南北離散家族再会事業の中止を通告した。 11~13日に釜山で開かれた第19回南北閣僚級会談で、韓国が北朝鮮のミサイル発射を受けて、同国から要請のあったコメ50万トンや肥料10万トンの支援を拒否したことへの報復措置。 国連安全保障理事会決議を支持しながらも、制裁に批判的な立場を取る韓国を揺さぶることで、北朝鮮に対する国際社会の共同歩調を崩すのが狙いと見られる。
「また津波」デマでパニック…ジャワ島死者525人に
インドネシア政府は19日、ジャワ島南西沖の地震と津波による死者が少なくとも525人にのぼったと発表した。 最大被災地のパンガンダランでは同日午前9時過ぎにマグニチュード5前後の余震が4回発生し、「また津波が来る」とのうわさがあっという間に広がり、住民がパニック状態に陥った。 間もなく、海岸方面から数キロ・メートル先の高台をめざして乗用車、バイクがいっせいに走り出した。不明者を捜索中の国軍兵士らは作業を中断、「津波が来るぞ」と叫びながら、トラックの荷台に住民らを乗せて避難した。 津波がデマとわかり、住民たちが、まちに戻り出したのは1時間以上後。ホテル経営者のプディさん(46)は「半信半疑の場合、逃げ出す方が良い」と話した
ガソリン 15年半ぶり140円突破も 8月4.5円引き上げ見通し
石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)は19日の記者会見で、原油価格が現状のまま推移すると、新日石の場合、8月出荷分の石油製品の卸価格は前月比4・5円程度の引き上げになるとの見通しを示した。レギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格はすでに全国平均で約137円まで上昇している。店頭価格への転嫁が進むと、湾岸戦争開戦前の1990年12月以来15年半ぶりに140円の大台を突破する可能性もあり、夏休みの行楽シーズンのドライバーの財布を直撃しそうだ。
Tuesday, July 18, 2006
誤廃棄か、りそな銀が顧客データ17万人分紛失
りそな銀行は18日、全店舗の1割強にあたる43店舗で計17万1612人分の顧客情報が記録された小型フィルムを紛失したと発表した。顧客情報を悪用した不正請求などは発生していないという。
預金金利 引き上げ競争スタート
日銀による14日の「ゼロ金利」政策解除を受け、金利引き上げを決めた大手銀行は18日、定期預金や普通預金の取り扱いを始めた。金利引き上げの動きは地域金融機関にも広がっており、約1500兆円にのぼる個人金融資産の囲い込みを狙った金利引き上げ競争が始まった。
北朝鮮に感染症拡散か、ネットメディア報じる
北朝鮮専門のネットメディア「デイリーNK」は18日、北朝鮮に細菌性のパラチフスや呼吸器感染症の百日咳など、感染症が流行していると報じた。北朝鮮住民を対象に3か月にわたり調査した結果、昨春から北朝鮮の国境地域である両江道、咸鏡道、黄海道一帯で感染症が発生し、全国に広がっているという。 同メディアは、鴨緑江や豆満江の国境地域でインタビューした北朝鮮住民らの証言をもとに、様々な感染症が流行し「苦難の行軍」と言われた1990年代中盤と同様の状況だとしている。親類を訪問するため中国・丹東を訪れた北朝鮮住民も、5月末から各地でパラチフス患者が発生し死亡者も出ていると説明し、「正確な数は把握できないが、少なくとも10世帯に1世帯の割合で患者が発生している」と話したという。また、子どもたちの間では百日咳が発生しているほか、病名が不明な疾病も広がっていると伝えている。 これに対し政府関係者は、北朝鮮でも雨が多く振っており、水因性感染症の発病に注目しているが、現在のところ報告はないとしている。
Monday, July 17, 2006
ジャワ津波、死者100人超す 120人以上不明
インドネシア・ジャワ島南岸を17日襲った津波で、同国の民放ラジオ局エルシンタは18日、死者が109人になったと報じた。ロイター通信は127人がなお行方不明で、約150人が負傷、約3000人が避難生活をしていると伝えた。 在インドネシア日本大使館によると、日本人の死傷者がいるとの情報は入っていない。しかし、最大の被災地とみられる西ジャワ州パンガンダランは日本の旅行ガイドでも紹介されている景勝地で、夏休み中の学生らが滞在している可能性もあり、大使館などが地元ホテルに照会、確認作業を進めている。