北朝鮮に感染症拡散か、ネットメディア報じる
北朝鮮専門のネットメディア「デイリーNK」は18日、北朝鮮に細菌性のパラチフスや呼吸器感染症の百日咳など、感染症が流行していると報じた。北朝鮮住民を対象に3か月にわたり調査した結果、昨春から北朝鮮の国境地域である両江道、咸鏡道、黄海道一帯で感染症が発生し、全国に広がっているという。 同メディアは、鴨緑江や豆満江の国境地域でインタビューした北朝鮮住民らの証言をもとに、様々な感染症が流行し「苦難の行軍」と言われた1990年代中盤と同様の状況だとしている。親類を訪問するため中国・丹東を訪れた北朝鮮住民も、5月末から各地でパラチフス患者が発生し死亡者も出ていると説明し、「正確な数は把握できないが、少なくとも10世帯に1世帯の割合で患者が発生している」と話したという。また、子どもたちの間では百日咳が発生しているほか、病名が不明な疾病も広がっていると伝えている。 これに対し政府関係者は、北朝鮮でも雨が多く振っており、水因性感染症の発病に注目しているが、現在のところ報告はないとしている。
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