すかいらーく 今秋にも総菜コンビニ展開
経営陣による自社買収(MBO)を成立させたすかいらーくは12日、今後の事業再編の中で「総菜コンビニ」と位置づけた新業態を展開する計画を明らかにした。従来の弁当店にはない幅広い種類のおかずを、いずれも数百円で提供し、「4人家族全員の食べたい物を1つの店で買える業態」を目指す。今秋にも出店する1号店の場所は都内が有力だ。 新型店は駅の中や駅前などに出店する。都内に2店舗ある総菜店「デリカ八福」のノウハウを生かし、仕事帰りなどの利用者が気軽に立ち寄れるようにする。 同社が主力とするファミリーレストランは単身世帯の増加が痛手となっているが、総菜コンビニは単身者や共働き夫婦世帯に大きなニーズがあると判断。「主婦が喜ぶ新業態を開発すれば、全国に数千店の需要はある」と期待し、事業の柱の一つに育てる。このほか、居酒屋も出店する。 同社はグループ全体の売上高を平成21年12月期には1兆円に高める目標を掲げており、総菜コンビニや居酒屋などファミレス以外の業態の売上高を、現在の1割程度から2割まで引き上げる方針だ。
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