大森被告、サザン在籍中から大麻
覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反の罪に問われた元サザンオールスターズのギタリスト大森隆志被告(49)の初公判が13日、横浜地裁(竹下雄裁判官)で行われた。検察側は「覚せい剤約90回分、大麻54回分もの量を使用目的で所持しており常習性は明らか。規範意識の鈍磨が著しい」とし、懲役3年6月を求刑。冒頭陳述では、サザン在籍中の91年ごろに初めて大麻を使用したと指摘した。 起訴事実を全面的に認めた大森被告は、白髪だらけの丸刈り姿。64日間の拘置生活で薬物を絶った影響か、ふっくらした体つきで入廷した。公判が同時に進められた共犯の妻涼子被告(52=求刑懲役1年6月)と証言台の前で見詰め合い、うなずき合った後、涙を流しながら「2度と薬物はやりません。もう1度チャンスをください。ファンと社会が許してくださればまた音楽の道に戻りたい」と訴えた。一時は自殺も考えたとも話した。 冒頭陳述などによると、大森被告はサザン脱退後の01年から薬物を常用。今年5月9日に横浜市内の自宅で覚せい剤を鼻からストローで吸引し、同11日には覚せい剤約10グラム、乾燥大麻約28グラムを寝室に隠し持っていた。入手先は暴力団関係者と証言し「怖くて、言われるがまま大量に購入させられた」とした。涼子被告が、がんや高血圧症で闘病中であることも分かった。 公判は即日結審。19日の判決公判で執行猶予が付けば、2人は実兄の住む宮崎県で生活し、薬物依存者支援団体「日本ダルク」で更生を目指すという
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