ライス米国務長官がレバノン訪問、停戦に厳しい条件
ライス米国務長官は24日レバノン入りし、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラが拉致したイスラエル兵士を解放して国境から撤退することが停戦に必要との見方を示した。レバノンの関係筋が明らかにした。 ライス長官はベイルートでシニオラ首相と会談。即時停戦を求める首相に対し、同情の意を示したものの、停戦に望みを与えるような発言はしなかった。 同筋によると、長官はレバノン国民議会のベリ議長(シーア派)に対し「状況が7月12日(イスラエル兵士が拉致された日)以前に戻ることはない」と述べ、いかなる停戦にも、ヒズボラが無条件でイスラエル兵を解放し、ヒズボラの部隊を国境より20キロの地点まで後退する必要があるとの見方を示した。イスラエルもこれまでに同様の停戦条件を掲げている。同筋は「会談のトーンは非常に消極的だった」と説明した。 他の筋によると、ライス長官は、国際部隊に支援されたレバノン軍を国境に派遣することを提案したという。
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