村上氏が会見、阪神株TOB応募を正式表明か
阪神電気鉄道株の46・82%(5月10日時点)を保有して筆頭株主となっている「村上ファンド」を率いる村上世彰氏は5日、午前11時から東京証券取引所で記者会見を始めた。 阪急ホールディングスによる阪神株の公開買い付け(TOB)への応募を正式に表明するほか、阪神に取締役の過半数を送り込む株主提案を取り下げ、株主総会での議決権についても白紙委任することを明らかにする見通しだ。 村上ファンドは、保有株の全株をTOBで売却する方針とみられる。同ファンドの投資家が、資金引き揚げを検討していることなどから、利益の確定を急いだ模様だ。 同ファンドの応募で、TOB成立の条件とする45%を超えるのは確実だ。これにより、阪急は10月1日付で阪神と経営統合し、戦後初の大手私鉄同士の再編が実現する。
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