過去にも送電線損傷=手順書に教訓生かせず-クレーン船会社・首都圏停電
首都圏の大規模停電で、送電線を傷つけたクレーン船を所有する「三国屋建設」(茨城県神栖市)の高橋宏社長(48)らは15日記者会見し、今回の事故を謝罪するとともに、過去にも水戸市の那珂川で同様に送電線を傷つけて停電を招く事故を起こしていたことを明らかにした。 東京電力によると、那珂川の事故は1999年3月に発生。ただ、三国屋建設側は会見で「十数年前、クレーンの倒し忘れで起こした」と説明した。 三国屋建設によると、同社はこの事故後、東電の指導を受け、事故現場を通過する船に、送電線への注意を促す旗を設置するなどした。しかし、作業手順書には作業前の送電線確認を明記せず、今回の事故に絡む作業でも、特別な対策は取っていなかったという。
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