記録ストップよりも大きい、松井秀の離脱
米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は11日(現地時間)、レッドソックス戦に「5番・レフト」で先発出場したが、初回の守備で左手首を骨折して途中退場した。このため、日本球界在籍時から更新中だった日米通算の連続試合出場記録は1768試合で途切れた。 今やメジャーを代表する大打者となった松井を襲った今回のアクシデントは、米メディアにも衝撃を走らせた。地元紙『ニューヨーク・タイムズ』は12日、松井の骨折を大々的に取り上げ、ヤンキースのゼネラルマネージャー、ブライアン・キャッシュマン氏が「復帰まではしばらくかかりそうだ。今季終了までに復帰できるかどうかも現段階では定かではない」と落胆する様子を伝えた。 また、連続試合出場記録がストップしたことに関しては、「ヒデキは素晴らしい記録をもっていたし、チームの重要な選手だ。とても悲しい」とのジェイソン・ジアンビー内野手のコメントを掲載。また、松井の持つ日米通算1768試合の連続試合出場記録は、非公式ながらも、カル・リプケンの2632試合、ルー・ゲーリックの2130試合に次ぐ歴代3位であることを伝えるとともに、松井の離脱がチームに与える影響は記録以上に大きいと強調した。 読売ジャイアンツ時代の1993年8月22日から、10年以上にも渡って築き上げてきた連続試合出場記録。予想だにしない悲しい幕切れに、日米多くのファンが肩を落としたに違いない。
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